私が家づくりの仕事に携わるようになって40年が過ぎました。

この間、おかげさまでたくさんの方々とご縁ができ、いろいろなご家族の家づくりに立ち会うことができました。そんな経験のなかから、私なりに考えたことがあります。それは、本当に家が必要なのは「子育てのとき」ではないか、ということです。残念ながら、家族みんながいつまでもひとつ屋根の下で暮らすことはかないません。子どもが大学生になれば、親元を離れて一人暮らしを始めるでしょうし、結婚すれば別の場所に新居を構えることもあるでしょう。となれば、子育ての時期こそ家族みんなが幸せに暮らせる家が不可欠になる、と思ったのです。長くて十数年。子どもが高校生のときから親元を離れるようなことになれば、さらにその期間は短くなります。

家という大きな買物は決して安くありません。それでなくても子育て世代はお金が必要ですから、家づくりにすべてのお金をつぎ込むわけにはいかないでしょう。そういう事情をふまえ、私は子育て世代のお父さん、お母さんのために家計への負担を軽くし、子ども達と暮らすときをより豊かなものにする家づくりをしたい、と強く思います。子育てを楽しみながら、家族みんなが幸せを実感し、それぞれの夢を育める家。しかも、アパートを借りるくらいの毎月の金額でマイホームを持てる。そんな家づくりを実現するのが、私達フジモリ建築の使命だと考えています。

代表取締役　藤森秀和